年少コース

楽しく遊ぶことで社会性を養います

楽しく遊ぶことで社会性を養います

年少クラスでは毎回、様々なプリント教材に取り組んでいくことになるため、お勉強の要素がだんだん増えていきます。鉛筆の正しい持ち方を教え、ワークブックを使って、縦・横・斜め・大小の○など色々な線、さらには文字や数も書き始めていきます。

といっても実際は、楽しい雰囲気のなか遊びを通して学んでいくので、お子様は「お勉強している」という意識はありません。

なぜならこの時期は、お子様が「学ぶこと、知ること、わかることは楽しい」という気持ちになることが大切だからです。加えて、幼稚園に通い始めるお子様もいますので、特に1学期は体力的に大変な時期となります。ですので無理をせず、よいところをいっぱいほめて伸ばしていきます。

カリキュラムの特徴

総合発展コースは、こどもクラブの標準コースで、下記の「各分野について」を満遍なく取り入れた、「考える力」を養うカリキュラムです。様々な分野の課題に取り組みますので、お子様も楽しく学習を進めることができるコースとなっています。

栗を4個拾っておうちに帰りましょう

栗を4個拾っておうちに帰りましょう

「リスさんは4人家族。1人に1個ずつ当たるように、栗を拾っておうちに帰りましょう」という課題です。4の合成・分解だけでなく、1対1の対応、迷路の要素も含んでいる問題です。

どの積み木ができますか?

どの積み木ができますか?

「四角の中の積み木を全部使って作れるのはどれでしょうか?」という頭を使った課題です。1つずつ指で確認しながら組み立てていきます。

絵に合う影絵はどれですか?

絵に合う影絵はどれですか?

左右をよく見比べて考える課題です。特に3番目は左右対称になっているため少し難しい問題です。このような問題では、右、左についても理解できるように教えていきます。

それぞれいくつありますか?

大きな四角の中にそれぞれ示された絵がいくつあるか数え、右にある○をその数だけ塗りつぶしていく課題です。分別し、チェックして、数えるという一連のトレーニングにつながります。小さいお子様の場合は塗りすぎてしまうことも多く、3つなら3番目から左側に向かって塗っていくように教えていきます。

何がなくて困っているのかな?

何がなくて困っているのかな?

年少のお子様なら、何が足りないかすぐ分かると思いますので、そこから発展して「何をしているところかな」なども聞き、話をふくらませていきます。例えば図でいうと「ごはんを食べています」というのが正解ですが、実際は答えるときに「い」が抜けてしまうことが多かったりします。課題を通して、正しい日本語を使えるように細かく教えていきます。

仲良しを見つけましょう

仲良しを見つけましょう

こちらは「果物と野菜を集めてやおやに行きましょう。」という課題です。それぞれの物の名前(言葉)と、物の関連性を考えながら、果物だけ、あるいは野菜だけを集めて八百屋へと行く流れです。
果物と野菜の区別(常識)と、迷路を組み合わせた問題になっています。

各分野について

言語

    • ひらがなの濁音、半濁音を読めるようになります。
    • 拗促音(しゃ、しゅ、しょ、など)を読めるようになります。
    • ひらがなを組み合わせて言葉を作れるようになります。
    • 頭の音(同頭音)、おしりの音(同尾音)が理解でき、しりとり遊びができるようになります。
    • 幼児語をやめ、正しい名称で言えるようになります。
    • やさしい単語を読んで、意味が分かるようになります。
    • 絵本を通して短い文を読めるようになります。
    • 簡単なひらがな文字が書けるようになります。(例:く、し、も、つ、へ)
  • 言語

    • 1~20の数が読めるようになり、数量が一致します。また、順列、大小(多少)が分かるようになります。
    • 0が読めて、使えるようになります。
    • 3つの数の大小(多少)を比べることができます。
    • 2つに分ける、半分にすることができます(分配作業)。
    • 合わせていくつの意味が分かるようになり、6までの合成(足し算)ができるようになります。
    • 高さ、長さが分かり、比べられるようになります。
    • 1~7までの数字が書けるようになります。
  • 数

図形

    • 赤の丸、緑の三角など、形の名前が分かり、色と組み合わせて理解できるようになります。
    • 色々な形を使い、構成することができるようになります。
    • 点と点を結んでお手本と同じ形を作れるようになります。
    • 積み木をお手本と同じ色・形に積めるようになります。
    • 半分に切った形が分かるようになります。
    • 楽しんでパズルができるようになります。
  • 図形

推理

    • いくつかの条件(約束)を理解し、先を見通しながら迷路を進むことができるようになります。
    • 時間の経過に伴う変化が分かり、「あと」「さき」という言葉が理解できるようになります。
    • 並び方の決まりを見つけて形を描くことができるようになります。
  • 推理

常識

    • 体の各部分の名称が分かるようになります。
    • 個々の物の名前が分かり、どういう物か、どんな時に使うかなどについて正しい概念を持ち始め、考えられるようになります。
    • 個々の物を色々な仲間に分けることができるようになります。動物なら4本足、2本足、海の生き物、虫の仲間など、より詳細に分けられるようになります。
    • おかしなところを見つけて指摘できるようになります。
    • 一緒に使う物など、どういう関係か理解できるようになります。
    • 同じ仲間の物や、異なる仲間の物を探すことができるようになります。

記憶

    • 1~4枚の絵カードを記憶できるようになります。
    • 2~3つの色を記憶できるようになります。
    • 2~3個の言葉を記憶できるようになります。
    • 4ケタの数字を覚え、復唱、逆唱できるようになります。
    • 短いお話を聞いて覚えることができるようになります。

製作

    • はさみ、のりなどを正しく使うことができるようになります。
    • 簡単な折り紙を先生の指示に従って折ることができるようになります。
    • 楽しんで自由に絵を描くことができるようになります。
    • 条件に従って絵を描くことができるようになります。

運動

    • 対象:平均台、マット、両足跳び、ボール、ハードル、ゴム跳び、ケンパ